新規事業コンサルは、企業の新しい事業創出を支援する領域です。経営層直下のテーマとして取り組まれることが多く、難易度の高い領域とされています。
新規事業コンサルが担う領域
新規事業コンサルは、企業が将来的な成長エンジンとして取り組む新規ビジネスの構想・企画・立ち上げを支援する役割です。市場機会の探索、新規事業のコンセプト設計、ビジネスモデル構築、PoC(実証実験)支援、立ち上げ実行支援といったフェーズで関わります。
業務の流れ
新規事業案件では、市場機会の探索から具体的な事業立ち上げまで、長期にわたって伴走するケースが多くなります。プロセスの中では、不確実性の高い意思決定が連続するため、仮説検証を高速に回す姿勢が求められます。
- 市場機会の探索(メガトレンド分析)
- 事業アイデアの発散・収束
- 顧客インサイト調査・プロトタイピング
- ビジネスモデル設計・収益性検証
- PoC・MVP(最小実用製品)の立ち上げ
求められる思考法
新規事業領域では、デザイン思考、リーンスタートアップ、アジャイル開発などの考え方を活用するケースが多くあります。既存事業の延長線上ではなく、ゼロからビジネスを構想する柔軟な発想力と、それを形にする実行力の両方が求められます。
また、企業内の既存組織との関係性をマネジメントすることも、新規事業推進では重要な要素です。社内の合意形成、リソース確保、スピード感の維持などをバランスよく進める力が問われます。
キャリアの広がり
新規事業コンサルでの経験は、その後事業会社の新規事業部門責任者、スタートアップの幹部、独立起業家へと進むキャリアの土台になりやすいといわれます。実行支援にまで深く関わることで、事業創出の手応えを得たい方に向いている領域といえるでしょう。
クライアント企業との伴走
新規事業案件では、クライアントの事業責任者やワーキングメンバーと長期間にわたって伴走する関係になることが多くなります。週次の検討会、現場での実証実験、関係者との対話の場など、多様な場面で共に汗をかく機会があります。プロジェクトを通じてクライアントの組織能力を高めていく支援も含まれることが多く、コンサルタントとしての関わり方は他の領域と比べて柔軟さが求められる傾向にあります。
まとめ
新規事業コンサルは、企業の未来を共につくる挑戦的な領域です。不確実性の高い課題に向き合う仕事ではありますが、自分の構想力と実行力を発揮できるやりがいのある仕事として、多くのコンサルタントから注目されています。
